当社が製作している「鉄骨」は、人間で言えば、身体を支える骨格に当たる重要なパーツです。
私たちが街中で目にするほとんどの建物に鉄骨が使われており、現代の都市空間は鉄骨なしに成立しません。
つまり、私たちの暮らしになくてはならない存在と言えます。そういった社会的責任を帯びた仕事に携われていることは、ちょっとした自慢です。
当社で働く従業員も、自分たちの仕事に誇りを感じています。だからこそ、鉄骨を作るときには、どんなに複雑なものでも一切、妥協は許されません。
また、創業以来、多くのお客様に当社を知っていただき、認めていただけることを優先して、製品づくりに精進してきました。
近年は鋼材価格の上昇により厳しい面もありますが、お客様の予算に合わせて、安く、早く、きれいなものづくりを心がけています。
その甲斐もあって、これまでどんなお客様とも一度きりの仕事で終わったことはありません。うれしい成果です。
1990年生まれ。2009年、福岡県内の鉄工所に入社。組立工として従事。
2016年5月、コウエイテックを設立し、鋼構物の製作を始める。
2018年12月に株式会社九北工業を設立し、同社の代表取締役に就任。設立4期目にして、国土交通大臣認定「Mグレード」を取得。趣味は釣り。
当社の特徴は、なんと言っても「若さ」です。平均年齢は、およそ30歳。若くて元気がある職場です。日本全国を見回しても、これだけ若い世代でやっている鉄工所は他にはないと思いますよ。
ただし、工場で働くほとんどの従業員が10代からこの業界で仕事をしているので、30代前半でも経験・精度・溶接技術は、他社に負けない力(クオリティー)を持っていますし、「やる時は、やる!」という気概を全員が持っているので、結束力でも他社に負けないと自負しています。
従業員同士の仲も良く、いざとなれば全員が一丸となり、同じ方向を向いて仕事をすることができるので、厳しい納期であっても、確実に間に合わせられる馬力につながっていると感じます。ちなみに、当社のモットーは「猪突猛進」です(笑)。
中期的な経営目標として、10年後(2033年頃)には新しい工場を建て、売上も現在の2倍にしたいと考えています。そのためには、まず若い世代のチームを作っていくことが課題だと感じています。
現在、前線で仕事をしている中核メンバーが管理職として現場を統括できる環境を整えるためにも、次の10年間で10代〜20代の新しい世代を登用して、次の中核メンバーを育てていかなければなりません。
周りのことを考えて行動できる方、リーダーを買って出てくれるような方を、積極的に採用していきたいと考えています。
そして、毎日現場で知恵を絞り、汗を流して働く全員に心から「自分たちの会社だ」と感じてもらえる会社づくりを進めたいと考えています。従業員の頑張りがあってこその当社なのですから。